京都のれんは布をツールにしたモノづくりが特徴

京都のれんは、通販サイトを通じてのぼり・のれん・風呂敷など色々な道具をかうことができるようになっているお店ですが、京都のれんは自社製品を通販サイトで販売しており、手造り品も数多く存在しているようです。布をツールにお客さんのためにできることを考え続ける、このような企業メッセージがあり、配色豊かな豊彩色インクジェットプリントを利用して風呂敷で人気を集めているハンカチの販売も行っています。

従来の綿のプリントは、ポリエステルの昇華転写と比べると彩度明度も落ちてしまうので見た目がきれいな発色が難しいなどの問題点がありました。また、表現したい線の幅もある程度大きくなってしまうなどの問題点もあったようです。

豊彩色インクジェットで作るハンカチは、色彩を豊かに表現することができる、染色の線の幅が小さいため彩色が豊かなハンカチを作ることもできる、既に京都のれんでは風呂敷で人気を集めているのでのれんにも生かされる、風呂敷・ハンカチ・暖簾といった3つのアイテムを無彩色インクジェットプリントにより作り出すことができます。なお、今後の展開の中には、お客さんの持ち込みデザインによるオリジナルオーダーも1枚からできるようになるといいます。

生地が3重構造なので裏写りがしない

のれんはお店の顔、厨房と客席の間に設置して目隠しにも使える、お店だけでなく自宅にも目隠しやインテリアの一つとして取り入れることで和をイメージする空間づくりが実現します。最近の生地を使い染め色を行うと裏側から透けて見えるようになるため両面の別柄は不可能とされていました。

のぼりなどのような道具は、片面だけでなく両面に同じものを印刷したり、両面に異なり情報を記載することでより多くの情報を見ている人に伝えることができるメリットもあります。裏側にも通ってしまうけれども、遮光ツイル・遮光スエード・遮光サテン、この3つは生地が3重構造になっているので片面染色でも裏面に色通りすることは
ありません。

片面染色

ちなみに、片面染色は既に染まっている既製の色生地の片面に対してないれすることを意味するもので、主に職人さんが手で捺染する方法を指します。スラブクロスは、綿と麻を組み合わせた生地で糸の太さに強弱があるので風合いある紬が特徴的、麻特有ともいえる透け感を持つ生地は和風デザインに最適です。

京都のれんは、スラブクロス(綿90%・麻10%・シルクスクリーン・染め抜き対応)を使ったのれんなどの商品紹介を行っています。